動画制作の費用相場を種類別に整理し、AIで何が変わるかを解説する記事のアイキャッチ

動画制作の費用相場【2026年版】|種類別の金額と、AIで何が変わるか

「動画を作りたくて3社から見積もりを取ったら、20万円、80万円、150万円と返ってきた。同じ動画のはずなのに、どれが妥当なのか分からない」。動画制作を検討している会社の担当者から、こうしたご相談をいただきます。

動画制作の費用は、種類・長さ・撮影の有無で桁が変わります。しかも見積書は「一式」でまとめられていることが多く、そのままでは比べられません。

結論から言うと、見積もりは1秒あたりの単価に直すと比べやすくなります。そして、AIを使うと費用が下がるのは主に撮影まわりで、企画や確認の工程は残ります。この記事では、種類別の相場、1秒単価での比べ方、AIで変わる部分と変わらない部分を、順番に整理しました。

合同会社サモテクは、名古屋でAI活用を支援する会社で、AI動画制作を事業の1つとして運営しています。自社の料金と、実際に受けた案件の単価(秒単価)も、この記事のなかで開示します。

読み終えるころには、手元の見積もりが高いのか安いのかを、自分で判断できる状態になります。

自社の動画がいくらでできるか、無料で相談する

実際に作った動画はサンプル集で、料金と制作の流れはAI動画制作のサービスページでご覧いただけます。

動画制作の費用相場【種類別の早見表・2026年10月時点】

動画の種類別に、費用の目安が1万円台から1,000万円まで開くことを示す比較図

動画制作の費用相場とは、企画・撮影・編集などを制作会社やフリーランスに頼んだときの、1本あたりの金額の目安です。同じ「動画制作」でも、何を作るかで金額が大きく変わります。

2026年10月に、制作会社3社の公開ページに示された料金の目安を、当社が確認しました。3社の目安を並べると、おおよそ次のとおりです。

動画の種類費用の目安(3社の幅)金額が上がる主な理由
ショート動画(縦型)1万〜10万円本数が多い、企画から頼む
インタビュー動画5万〜10万円キャスティング、ロケ地、スタジオ
商品・サービス紹介動画10万〜150万円撮影日数、出演者、アニメーション
会社紹介・PR動画20万〜200万円キャスト、スタジオ、尺
採用動画20万〜300万円以上インタビュー人数、撮影日数
アニメーション動画30万〜100万円イラスト作成、動きの量
テレビCM・Web CM100万〜1,000万円放映、出演者、撮影体制

出典:制作会社3社の公開情報(2026年10月・当社調べ)。税込か税別かはページにより異なります。

注目してほしいのは、商品・サービス紹介動画の下限と上限が15倍も違う点です。3社それぞれの下限は10万円、30万円、70万円でした。これは、会社の優劣というより、多くの場合、見積もりに含まれる工程の違いによるものです。

依頼先で見ると、次のとおりです。

依頼先費用の目安向いている頼み方
フリーランス1万〜15万円(ビジネス用の品質なら3万〜5万円が最低ラインという説明も)撮影や編集など、一部だけを頼む
制作会社30万〜200万円企画から納品まで全体を頼む

この幅は制作会社3社の公開情報にもとづく目安で、動画制作全体の相場を代表するものではありません。

なお、編集だけを頼む場合は別の相場になります。素材を支給して1分の動画を編集してもらうなら、5,000円〜5万円ほどが目安です。「動画制作」と「動画編集」では、見積もりの前提がまったく違う点に注意してください。

動画制作の費用は何で決まるのか|企画・撮影・編集の3工程

動画制作の費用が企画・撮影・編集の3工程で決まり、撮影が費用の中心であることを示す図

動画制作の費用は、企画・撮影・編集の3つの工程に、人の人数と日数をかけて決まります。

工程主な中身金額が膨らむ要因
企画・構成(10万〜50万円)目的の整理、台本、絵コンテ台本の本数、関係者の確認回数
撮影(10万〜100万円)撮影機材、カメラマン、出演者、ロケ地、スタジオ撮影日数、スタッフ数、出演者の数
編集(5万〜100万円)カット、テロップ、BGM、ナレーション尺、修正回数、アニメーションの量

工程別の金額は、制作会社1社の公開ページ(2026年10月・当社調べ)にある目安で、すべての会社に当てはまる値ではありません。撮影の内訳は、撮影費(人件費)が3万〜35万円、機材費が5万〜50万円、キャスティング費が5万〜50万円、スタジオ利用料が5万〜40万円で、項目ごとにも幅があります。編集側のグラフィック費は3万〜50万円、ナレーション・音響費は3万〜30万円でした。

実写の動画は、長さでも金額が変わります。同じ1社のページでは、30秒で20万〜60万円、1分で40万〜100万円、3分以上で60万円からが目安でした。

3社の解説でも、撮影は一番費用のかかりやすい工程とされています。撮影日数が1日増えれば、カメラマン・照明・出演者の人件費が、そのまま増えるからです。

つまり、見積もりが高い理由の多くは、撮影の規模にあります。逆に言えば、撮影をなくせる動画なら、費用の構造そのものが変わるということです。この点が、後で述べるAI動画につながります。

見積もりは「1秒あたり」に直すと比べやすい

見積もりの金額を動画の秒数で割って1秒あたりの単価を出す計算を示した図

見積書は「動画1本 一式 ◯◯万円」と書かれていても、長さが違えば比べられません。そこで、金額を動画の秒数で割って、1秒あたりの単価にします。

ここで、当社が実際に提示した価格と、実際にお受けした案件の単価を並べます。

内容金額1秒あたり
当社のショート動画(15秒)5.5万円(税込)約3,667円
当社のショート動画(30秒・5.5万円を30秒で割った値)5.5万円(税込)約1,833円
当社のCM・トップページ動画(30秒)19.8万円〜(税込)約6,600円
当社のCM・トップページ動画(60秒)19.8万円〜(税込)約3,300円
当社の採用・会社紹介動画(2分)33万円〜(税込)約2,750円
当社の採用・会社紹介動画(3分)33万円〜(税込)約1,833円
元請け会社経由でお受けした広告動画(横15秒・本編)10万円(税別)約6,667円
元請け会社経由でお受けした3分のフルAI映像35万円(税別)約1,944円

当社の料金表から計算すると、同じ金額でも、尺が長いほど1秒あたりは安くなります。ショートは15秒なら3,667円、30秒なら1,833円です。CM・トップページ用も、30秒なら6,600円、60秒なら3,300円になります。

もう1つ、当社が元請けの会社から広告動画をお受けして分かったことがあります。広告を扱う元請けの会社が、広告主に出している価格は、1秒あたり約2万円とうかがっています。3分の映像なら360万円の計算です。一方、制作を担当する側に届く金額は、15秒で10万円(1秒あたり約6,667円)、3分で35万円(1秒あたり約1,944円)でした。

当社が知る範囲では、同じ「AIで作った動画」でも、誰に頼むかで、1秒あたりの価格が3倍から10倍ほど動きます。下の表は、60秒の商品紹介動画だったと仮定して、制作会社3社の目安を1秒あたりに換算したものです。

位置づけ費用の目安1秒あたり(60秒と仮定)
3社のうち最も低い下限10万円約1,667円
3社のうち中間の下限30万円約5,000円
3社のうち最も高い下限70万円約11,667円
3社のうち最も高い上限150万円約25,000円
元請け会社が広告主に出す価格120万円約20,000円

60秒という長さは当社の換算上の仮定で、実際の見積もりの尺とは異なります。大事なのは、手元の見積もりを秒数で割れば、この表のどのあたりにいるかが一目で分かるという点です。

AIを使うと動画制作の費用は何が変わるのか

AIで動画を作ると撮影まわりの費用は減り、企画や確認の人の工程は残ることを示す比較図

AIで動画を作ると、費用は下がります。ただし、下がる部分と下がらない部分があります。

工程実写で作る場合AIで作る場合
撮影機材・カメラマン必要不要
出演者・キャスティング必要不要(映像を生成)
ロケ地・スタジオ必要不要
企画・構成・台本必要必要(残る)
生成した映像の選別と確認なし必要(新しく生まれる)
修正の対応必要必要(残る)
権利・商用利用の確認必要必要(残る)

下がるのは、撮影に関わる部分です。そこが費用の中心だった動画ほど、AIにすると差が大きくなります。実際、当社の商品・サービス紹介動画(30秒〜1分)は19.8万円からで、先ほどの制作会社3社の下限(10万・30万・70万円)より安い会社も高い会社もある水準です。また、実写の30秒・1分の目安(20万〜100万円ほど)と比べると、やや低い位置にあります。

一方で、人の工程は残ります。当社でAI動画を1本作る時間を計ると、15〜30秒のショート動画で4〜5時間かかりました。30秒の採用動画では、次の7工程で、合計およそ5時間でした。

工程実測時間
リサーチ約45分
企画・構成60〜90分
画像生成約45分
動画化(再生成を含む)約60分
BGM約15分
ナレーション約15分
編集約45分

この時間には、ヒアリングや、素材を受け取るやり取り、請求の時間は含まれていません。AIの生成は一発では決まらず、1カットにつき3〜5枚を生成して、最良の1枚だけを採用しています。

つまり、AI動画の価格の正体は、撮影費ではなく、人が使う時間です。「AIなら数千円でできる」という話を見かけても、外に出せる品質を目指すと、時間はかかります。安い見積もりは、企画・選別・修正のどこかを省いている場合があります。

また、AIが苦手なものもあります。文字、数字、価格、日付が正確でなければならない広告は、生成した映像の文字が崩れやすく、AIだけでは作りにくい領域です。こうした動画は、実写や、別の作り方を勧める場合があります。

見積書の読み方|金額より先に確認する7項目

動画制作の見積書で確認する7項目をチェックリストにした図

見積もりを比べるときは、金額より先に、何が含まれているかを確認してください。同じ金額でも、中身が違えば比べられません。

当社が広告代理店経由で3分のフルAI映像をお受けしたとき、最初に30万円(税別)で提示しました。そのとき、含まれるものは、絵コンテ、AI映像の生成(再生成を含む)、簡易カット編集、BGMの挿入。含まれないものは、テロップと、数字やグラフのアニメーションでした。この線引きを明記して提示したところ、先方から35万円(税別)での依頼をいただきました。

見積書は、次の7項目で確認します。

  1. 尺:何秒の動画か。1秒あたりに直せるようにする
  2. 本数:1本の金額か、複数本の合計か
  3. 含まれる工程:企画・台本・絵コンテ・撮影・編集・ナレーション・BGM
  4. 含まれないもの:テロップ、図やグラフの動き、字幕、多言語
  5. 修正の回数:何回まで無料か。それ以降の費用は
  6. 素材の持ち込み:写真・映像・ロゴは誰が用意するか
  7. 権利と納品形式:商用利用の範囲、使ったツールや素材の出所の報告、納品する形式

特に「含まれないもの」と「修正の回数」は、後から追加費用になりやすい部分です。ここを先に聞いておけば、見積もりが「安く見えて、あとで膨らむ」ことを防げます。

動画制作の費用を抑える4つの方法

動画制作の費用を抑える4つの方法として、「素材を自社で用意」「撮影を1日に集約」「相見積もりを秒単価で比較」「本数をまとめて依頼」を示した図

実写でもAIでも使える方法です。制作会社3社の解説にも共通していた内容を、整理しました。

  1. 素材を自社で用意する:写真、ロゴ、商品の映像を渡せば、撮影や作成の費用が減ります
  2. 撮影日数を1日に抑える:撮影は日数に比例して人件費が増えます
  3. 相見積もりを取り、1秒あたりに直して比べる:中身をそろえて比べるのが前提です
  4. 本数をまとめて頼む:継続して頼めるなら、1本ずつ頼むより単価を調整しやすくなります

実写とAI、どちらで頼むか|判断の目安

会議室で担当者が実写とAIの2つの進め方を見比べて相談している様子

どちらが良いかは、動画の中身で決まります。

動画の種類向いている作り方理由
社員やお客様の顔・声を伝えたい実写本人が映ること自体に価値がある
商品のSNS用ショート動画AI本数を作りやすく、撮影の調整が不要
撮影が難しい世界観・場面AI撮影できない場面も映像にできる
未発表の製品、顧客を映せない内容AI映してはいけないものを映さずに済む
文字・価格・日付を正確に見せる広告実写、または別の作り方AI生成の文字は崩れやすい
工場・店舗の実際の様子を見せたい実写実物の記録が目的

迷うときは、実写の素材を残しつつ、AIで加工する方法もあります。当社の実写×AI加工は、5.5万円(税込)からです。

サモテクのAI動画制作の料金(2026年10月時点・税込)

サモテクのAI動画制作の4種類の料金を一覧にした図

当社の料金を、そのまま開示します。

種類尺の目安料金(税込)
ショート動画15〜30秒5.5万円〜
商品・サービス紹介動画30秒〜1分19.8万円〜
採用・会社紹介動画2〜3分33万円〜
実写×AI加工—5.5万円〜

続けてご依頼いただく会社には、月額プランもご用意しています。本数と内容に応じて、都度お見積りします。

お受けするときの進め方は、次のとおりです。

  • お支払いは前払いです
  • まず1本目でテイストを確認していただきます
  • 修正は2回までです
  • 使ったAIツールの名前と、素材の出所を納品時にご報告します

AI動画だけの費用の内訳や、ツール別の料金は、AI動画制作の費用相場【2026年版】で詳しく扱っています。実際の仕上がりはサンプル集で、料金と制作の流れはAI動画制作のサービスページでご覧いただけます。

手元の見積もりと比べてみたい方は、無料で相談する

よくある質問(FAQ)

動画制作の費用相場は、いくらですか?

種類によって異なります。制作会社3社の公開情報(2026年10月・当社調べ)では、ショート動画で1万〜10万円、商品・サービス紹介動画で10万〜150万円、会社紹介動画で20万〜200万円が目安でした。テレビCM・Web CMは100万円以上になります。

動画制作の見積もりは、どう比べればよいですか?

金額を動画の秒数で割って、1秒あたりの単価にします。そのうえで、含まれる工程、含まれないもの、修正の回数をそろえて比べてください。

動画制作の費用が高くなるのは、どんなときですか?

撮影の規模が大きいとき、出演者やロケ地が増えるとき、アニメーションや修正が多いときです。撮影が費用の中心になる動画ほど、撮影をなくせるAI動画との差が大きくなります。

AIで作ると、動画制作の費用は安くなりますか?

撮影やキャスティングにかかる費用は下がります。一方、企画、生成した映像の選別、修正、権利の確認は人の作業として残ります。当社の実測では、ショート動画1本に4〜5時間かかります。

動画制作の見積もりで、追加費用を防ぐには?

「含まれないもの」と「修正の回数」を、見積もりの段階で書面にしてもらってください。テロップ、字幕、素材の用意、納品形式が別料金になっていないかも確認します。

サモテクのAI動画制作の料金は、いくらですか?

ショート動画(15〜30秒)が5.5万円から、商品・サービス紹介動画(30秒〜1分)が19.8万円から、採用・会社紹介動画(2〜3分)が33万円からです(すべて税込)。

まとめ|1秒あたりで比べて、含まれるものを確かめる

要点を整理します。

  • 動画制作の費用は、種類で桁が変わる。商品・サービス紹介動画だけでも、制作会社3社の目安は10万〜150万円と開きがある
  • 見積もりは、金額を秒数で割って1秒あたりに直すと比べやすい。当社の料金表では、尺が長いほど1秒あたりは下がる
  • AIで下がるのは撮影まわりの費用。企画、選別、修正、権利確認の人の時間は残る
  • 見積書は、金額より先に「含まれないもの」と「修正の回数」を確認する
  • 実写とAIは、動画の中身で選ぶ。顔や実物を見せたいなら実写、本数や撮れない場面ならAI

まずは、手元の見積もりを秒数で割ってみてください。そのうえで、AIで作れる動画かどうかの判断も含めて、ご相談をお待ちしています。

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実際に作った動画はサンプル集で、料金と制作の流れはAI動画制作のサービスページでご覧いただけます。


参考にした資料(相場は制作会社3社の公開情報を2026年10月12日に当社が確認。サモテクの料金は2026年10月1日時点)


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